万が一のときに備えた保険が必要
安心して仕事を行うためには、万が一のときに備えた保険が必要です。
建設作業員であれば、それは労災保険ということになります。
万が一仕事中に事故を起こして怪我をしてしまったとしても、労災保険から各種補償が給付されます。
一方で通常、一人親方は労災保険に加入することが出来ませんが、一人親方労災保険ならば加入することが出来ます。
では、一人親方労災保険に加入できる人というのは一体どんな人なのでしょうか。
その前に、まずは一人親方の定義をしておきましょう。
一人親方というのは、個人事業主や法人の代表者の中で、一人で事業展開をしている人のことをいいます。
個人事業主といいましても、特別な手続きをする必要はありませんで、自分が個人事業主の親方だといえば、その瞬間から個人事業主なのです。
労働者を雇用していたとしても、それが100日未満であれば雇用主は一人親方と定義されます。
この一人親方の定義を前提として、対象となる一人親方は以下のような人です。
まずは、会社に雇用されずに個人で仕事を請け負っている人。
これはもっとも純粋なタイプの一人親方です。
次に、会社には所属しているが、請負で仕事をしている場合。
あくまでも請負であり雇用関係にはないため、これも一人親方ということができます。
そして、見習いではあるが見習い先と雇用契約を結んでいないという場合です。
特に、入りたての人は見習いで試用期間というのが設けられていることがあります。
その人たちも、一人親方労災保険に加入できるのです。