一人親方労災保険に加入するメリットとは
一人親方は、通常労災保険に加入することが出来ません。
しかしそれではあまりにもかわいそうということで、任意で加入することが出来るようになっております。
そんな保険のことを「一人親方労災保険」といいます。
では、一人親方労災保険することによってどんなメリットがあるのでしょうか。
まずは仕事中に怪我をした場合です。
もし、一人親方労災保険に加入をしていなかった場合、その治療費は公的な健康保険しか使うことが出来ません。
2割負担だとすれば、2割は負担しなければなりません。
しかし、一人親方労災保険に加入していれば治療費は一切かかることがありません。
あまりにもその怪我がひどいようですと、仕事を休まざるを得ない場合も出てくるでしょう。
一人親方労災保険に加入をしていなければ、休んでしまえばその瞬間から収入が途絶えることになってしまいます。
一方で一人親方労災保険に加入をしていれば、休業補償の給付があるのです。
もちろん満額というわけには行きませんが、それでもかなりの割合でもらうことが出来ますので、生活するには十分です。
さらに怪我がひどくて障害が残ってしまったという場合、保険に加入をしていなければ障害年金くらいしかもらうことが出来ません。
しかし一人親方労災保険に加入をしていれば、障害の程度に応じた傷害補償が給付されます。
あまり考えたくはありませんが、死亡した場合にも遺族補償が支払われますので、残される家族のためにも一人親方労災保険には加入しておきましょう。